マレーシア・クアラルンプールでのロングステイが始まって1ヶ月が過ぎた2007年8月1日、
ジャパンクラブの男声合唱団(クアラルンプールグリークラブ)に入団した。
この団の指揮者は大学のグリークラブで活躍されたKS氏であった。
私は今までクラシックギターしか弾いていなかったが、
女性コーラスに入団した家内からの強い勧めで合唱団に仲間入りさせていただいた。
入団初日、2時間休みなしでの練習だ。
楽譜から音を取り出すのはギターの様には簡単でない。
男声合唱は高い音域からテナー、セカンドテナー、バリトン、バスと4つのパートに別れる。
私の声はバリトンとのことでスタートした。
ここで私にとっての大問題が発生した。
今までギターを弾いていた時の楽譜はト音記号で有るが
バリトン、バスはへ音記号である。
日本語で会話をしていたのが、英語を通り越してスペイン語やドイツ語で話しなさいと言われたことになる。
全くの別世界の楽譜だ。
ピアノを弾いている人は何の問題もない。
若い時から男声合唱をしていた人もOKだ。
へ音記号恐怖症の人に団で用意しているのがCD音源である。
各曲のバリトンパートの音を聞いて練習することが出きる。
(2023年の現在ではCDに代わりスマホのラインへ音源を送ってもらい練習できる)
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