マレーシア・クアラルンプールでのロングステイが始まった。
自分としての記念すべき2007年6月30日だ。
新しいことにトライする時。
以前クアラルンプールのギター専門店でギター合奏をやってくれそうなマレーシア人を紹介してもらい
そのStanley という29歳の中国系マレーシア人の男性が7月16日に我々の自宅に来てくれた。
リビングルームで日本で買ってきた合奏の楽譜を見せたり私のギターを弾いてもらったりした。
「良いギターだ。」と褒めてもらった。
ギターの先生である彼が弾くと自分が弾いている時より良い音色のように感じた。
ギター合奏は他の2人のギターの先生と4人でスタートしたいとのことである。
何時4人で集まるかStanley が調整することになった。
Stanley はMIA(マレーシア インステイテユート オブ アート)、直訳するとマレーシア芸術大学の卒業生とのこと。
その大学のコンサートが近々有るとのことで招待された。
7月21日当日、自宅からタクシーでRM21,5(約650円)の距離のチェラスにあるショッピングセンターに着いた。
着いて驚いた、この施設は倒産したのか閉まっている。
3階に元映画館がありそこがコンサート会場だ。
近くのレストランの人に入口を教えてもらいこのショッピングセンターに入ったが幽霊屋敷だ。
営業している2店舗ほどの店もあったが、そこにいる他人すべてが我々に襲ってくるように感じる。
周辺の住宅地も貧しそうで同じクアラルンプールでこれ程の地域差があるのかと感じた。
ほとんど営業していないモールのエレベーターに乗ることになる。
何故かエレベーターは正常に動く様だ。
3階へのボタンを押すときの感触は今も残っている。
3階に無事着いたがガラーンとして人の気配がない。
外からの太陽の光が通路に届いているので助かった。
元の映画館が何処にあるのかは分からなかったがコンサートの予告チラシが壁に貼ってあったのでやっとコンサート会場に着くことが出来た。
ここだけは若い学生の男女が案内係として活躍していた。
舞台の上でStanley がリハーサルの手伝いをしているのが見えたので安堵した。少しして、彼に挨拶をし、家内と入り口近くの逃げ易そうな席に座った。
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