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SZN5 「車の移送、LCF」-eps1

マレーシア政府は、自国の自動車産業の保護育成のため、外車には高い関税をかけている。

日本で今まで乗っている自分の車をマレーシアへ移送すれば時価と同じ程度の関税がかかるとのこと。

但しマレーシアのロングステイビザ(MM2H)を取得しておれば無税で持ち込める。

この制度を活用した。

 

 そこで車の移送の専門業者である(株)サンシンから2種類の見積もりを取った。

一つ目は車の中に荷物を入れて送るのであれば8万円、二つ目は20フィートのコンテナに車と持参する家具などを積むと14万円である。

 安い方の8万円の見積もりで決めた。

 

 効果的に車に荷物を載せるためセフィーロの室内の寸法を測りそれをベースに3種類のダンボールをホームセンターで買った。

アンプ、スピーカー、プリンター、ミシン2台、変圧器を含め合計34個の荷物(ダンボール)を積み込んだ。

ダンボールは荷物を中に入れると少しだけ寸法が伸びる。

そのため重い荷物を狭い車内に収めるのに苦労した。

 

 車をマレーシアに移送するため2007年5月29日、四日市の自宅を朝9時10分に出発。

10時30分ごろ名古屋の(株)サンシンに到着。

費用の82,040円を支払い担当者ミノシマ氏の案内でトヨフジ海運(株)の中古車の輸出用モータープールに行く。

一応ゲートがあり警備員もいたが危なっかしいと思えた。

駐車している中古車が100台近く有ったが、車のドアは施錠しないことになっているとのこと。

加えて車のキーは車内に収めておくように決められている。

事情が分かっている者であれば盗むのはそれほど難しくないと感じた。

愛車のマレーシアでの再会を念じスマホでセフィーロの写真を何枚か撮った。 そのあと近鉄電車で名古屋から久居まで行き、三重陸運局に着く。

車の輸出の届け出が必要であったため。

 

 6月4日(株)サンシンから車移送のインボイス(送り状)がファクスで届いたのでマレーシア側に電送した。

6月7日(株)サンシンからインボイスとB/L(国際海上輸送で使う船荷証券)の原本が送られてきたのでマレーシアでの業務を依頼しているスレス氏に、郵便局へ行きEMS(速達)便900円で送った。