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SZN3 「お試しステイ クアラルンプール」-eps4

マレーシアは車社会だ。

車優先で歩行者の安全は自己責任と思うべき社会の様だ。

マレーシアはプロトンという国産車を保護政策のもと製造販売をしているために外車を購入すると倍近い高い車となる。

MM2Hのビザを取得すると日本から無税で自分の車を持ち込めることが出来る特典がある。

これは助かると思えた。

 

タクシー運転手

2006年9月21日新首都のPUTRAJAYA(プトラジャヤ)を見学した時に乗ったタクシーの話。

中国系マレーシア人のジャクソンさんが運転手である。

ジャクソンという名前はニックネームだ。

どうやらイギリスの植民地時代から使われ始めたのだろうとは私の勝手な推測である。

 彼は若い時、観光ビザで日本へ行き建築現場、肉の卸などで5年働き日本語を覚えたそうである。

マレーシアへ帰国の際、不法滞在により関税で調書を取られたが2週間後に出国が認められた。

ペナルティとして1年間日本への入国が認められないのみであり、係官は日本語が出来るのであるからまた日本に来るようにと言ってくれた。

 帰国後以前やっていたタクシーの運転手をやりだしたら日本人の客に認められ一度利用すると再度電話がかかるようになった。

ちょうど携帯電話が普及しだした頃で事業として独立できた。

今では5人のスタッフがいるボスとしてやっているとのこと。

イポーの貧しい農家の子として生まれ中学しか出ていないが日本語をマスターして人生が好転した。

進んでやる気持ちが大切だと思っていると彼は言った。

 彼の運転でマハティール首相により計画された新都心PUTRAJAYAを見学した。

モスク、首相官邸、各省庁が出来ている。

2本の川をつなげ湖に変えそれによって気温を下げる工夫をしている。                                                 コンベンションホールもあるがホテルが充実していない。

そのことで最近小泉首相が來馬したときはクアラルンプール市内で行事が行われたとのこと。

アブドラ新体制では新都心への追加投資を抑える方針に変わってきているとのこと。

この見学でのタクシー代金は4時間でRM200(約6,000円)であった。

 

結論

 今回のお試しステイで私より家内の方がマレーシアでのロングステイに乗り気になりだした。

今まで全く知り合いで無かった同年代の方々との会食は楽しいもので有る。

おいしい中華の屋台の店に行けば本当に値打ちな値段で楽しめることが分かった。

「早くビザを取って」との家内の一言。

ロングステイが決まった。

 

(SZN3  「お試しステイ クアラルンプール」は今回で終わり。

次回から SZN4「ロングステイ ビザ・住居等」がスタートします)