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SZN3 「お試しステイ クアラルンプール」-eps3

生活費

 一か月どれだけ必要かと考えると物価が日本の三分の一と聞いていたので年金で十分賄えるのではないかと考えた。

日本のスーパーで買い物をするときは価格を確認しながら買うが、クアラルンプールのジャスコでは必要なものをカートに入れ値段を気にすることなく買い物が出来ることを知った。

ただ、日本の食生活をこちらでするためには日本から輸入している味噌、醤油、酢等のものは日本の価格の1.5倍する事を理解しておくことも必要であった。

家内と話し合った結果、厚生年金でマレーシアに滞在できると判断した。

 

女性合唱団

 家内は若い時から合唱を趣味としておりこちらのロングステイでも合唱を楽しめることが前提になる。

幸いクアラルンプール日本人会には女性合唱団・カトレアコーラスというのが活動しており一安心。

2006年9月12日に日本人会の第二ホールへ本人が訪問し練習を見学した。

満足をしたみたいだ。

 

ギター仲間

 一か月の滞在中、2回ギター演奏の機会を頂いた。

9月9日、村の音楽会というサークルがある。

これは20人から30人が集う「歌声喫茶」だ。

日本からわざわざギターを持ってきている男がいると主催者が知り引っ張り出された。

「禁じられた遊び」など3曲を弾いた。

慣れない場所だったのでミスも多く出たが「歌声喫茶」のスパイスにはなった様だ。

 人前での演奏も良いが現地の人とギターを通じて交流したいとの思いで、ギターを売っている楽器店を訪問。

MisKey Changさんに会い、インド系マレーシア人のLyndenさんを紹介してもらった。

彼は安いギターを持ってきて3曲ほど弾いて、知っているかと聞いてきた。

私が「桜の主題による変奏曲を弾いたら彼は「おおー」とびっくりした。

彼が予想していたよりこの日本人、少しは弾けるな、と思ってもらえたようだ。

聞くところによるとオーストラリアのシドニーで2年間ギターの勉強をしたそうだ。

デュエットとかアンサンブルで遊びたいとお願いしたが、それらしき生徒は居ないとのことであった。

 (2月29日 eps-4に続く)