5月28日(土)今日は一日観光日だ。
マラガから北東約100Kmにあるグラナダへ行く。
アルハンブラ宮殿、大聖堂、王室礼拝堂の3か所を見学した。
まず大聖堂(カテドラル)、1523年から建築が始まったもの。
着工から完成まで200年近くかかったそうで理解しづらい壮大なものである。
クラシックギターの曲に大聖堂のタイトルが入ったものがある。
また、パイプオルガンの演奏を聞くとキリスト教文化の世界に思わず引き込まれてしまう。
次に隣にある王室礼拝堂へ歩く。
日中暑いところを長く歩かされるのでフラフラなる。
その時、急に前方から速足の20歳前の女性がぶつかってきた。
この爺さんに体当たりする目的はスリ以外にないと思い思わず左手で財布の入っているポケットを抑えた。
有った。無事だった。
かわいい女の子と気を許すと危ない。特に観光地は要注意だ。
やっとのことで2回目のアルハンブラ宮殿に着いた。
前回工事中で見ることが出来なかったタレガ作曲の「アルハンブラ宮殿の想い出」の噴水のある庭を見学できた。
噴水の続けて落ちる水の音をトレモロの連続した演奏でイメージをまとめたとの解説を読んだことがあるが、感性不足のためか、ただの(ジャジャ ジャジャ)という水の池に落ちる音にしか聞こえなかった。
引率の先生がスペイン語で説明してくれるがほとんど意味不明。
たまに英語での説明が入ると少しは内容が推測できる。
その時他の見学者のかわいい5歳ぐらいの女の子が母親に何か言った。
はっきりと理解できた。
それは日本語であったからだ。
何か安らかな気持ちになった。
日本語は自然に耳に入ってくる。
スペイン語、英語、日本語と言葉は不思議なものである。
英語をもっと大事にしないともったいないと思えた。
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