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SZN2 「お試しステイ スペイン」-eps2

5月21日は土曜日で、学習は無いので日本から同じコースを受ける池田さんと3人でマラガの中心街へバスで行った。

マラガはスペインの地中海岸のリゾート地であるコスタデルソルの中心地に当たる。

人口は57万人ほどの都市だ。

バス代金は0,7ユーロ(約130円)であった。

ピカソがマラガの生まれで10歳までここで育ったそうだ。

1881年生まれで生家が博物館となっており、見学の後少し絵の土産物を買った。

次に大聖堂横のレストランで昼食。

海産物の揚げ物をビールと頂く。

ゆったりとしたさわやかな気候を楽しめた。

気温が高くても湿度が低いのはリゾート地の条件なので有ろう。

帰りはタクシーで7,7ユーロ、チップを含めて10ユーロ(約1,400円)を支払った。

 

 5月22日夜8時から夕食を食べた。

9時に我々新入生はホールに集まり学校側からの説明を受けた。

英語の話は大体分かるがスペイン語になると全く分からない。

横に居る家内は全然わからず「明日から先が思いやられる。」との文句を何回も言った。

部屋に戻り説明会で渡された英文の資料を家内に説明していたら途中から居眠りをやりだした。

前途多難。

 

 5月23日スペイン語のレッスンが始まった。

まず、8時30分にホールに集まりスペイン語のレベルによりクラス分けをするのでテストをするとのこと。

テストとは聞いていなかった。

配られた1枚のテスト用紙を家内はすぐに提出した。

「テストをするなんて失礼だ。」との雰囲気であった。

私は5問ぐらいまでは親しみの持てる内容のものも有ったが自分の名前を用紙のどこに書いたらよいのか分からなかった。

四日市でのスペイン語学習はこのテストでは何の役にも立たなかった。

 

 テストの後10時30分から大型バスによるマラガ市内の観光を2時間ほどやった後12時30分からWifredo先生による授業が始まった。

私のクラスは家内とノルウエーのマリーさんの3人だけであった。

授業は英語でスペイン語を教わるのだ。

家内は強いストレスを感じたようだ。

一日目のレッスンが終わり、夕食を食べるため学校併設のレストランへ午後8時に行ったら午後8時30分からの営業とのこと。

国が違えば文化も生活様式も違う。

午後9時でも明るい。

子供は遊びまわっている。

夕食の時刻と言っても外は明るい。

日本の感覚とは全く違うのを体感した。

クラスは違うがカナダ人とオランダ人を含め5人での夕食となった。

家内は英語での食事(横飯・・・英語は横文字からくるスラング)で大変だったと言ったがいろいろな世界の人たちと話が出来るのは幸せなことだとも思った。

  (12月28日(木)-eps3 に続く)