4月2日(土)朝6時45分に起きた。
マラッカ観光の日だ。
インド系のスーさんというガイドが約束の2分遅れで到着。
すぐマラッカに向け出発。
マラッカは14世紀末に王国が誕生。
16世紀に入りポルトガル、オランダ、イギリスの統治が続き、多様な文化がみられる都市とのこと。
中国系商人の古い店を見、そのあと歴史的な街道を歩いて楽しんだ。
ヒンズー教寺院、マレーのモスク、仏教寺院などがごく近くにあり人種の混在を示す証であると思えた。
あちこち歩いたので暑い、水分を取らないとクラクラする。
しかし木陰に入るとさわやかな風を感じる。
次にフランシスコザビエルの墓を巡った。
その周りにいた地元の老人が我々を見たらハーモニカを取り出し「上を向いて歩こう」を演奏しだした。
我々が立ち去るまで続いたが見えなくなった時、止んだ。
小銭でも出しておいた方が良かったのかなあとも思った。
昼食は中華料理、辛いもの、甘いもの取り交ぜて大変おいしかった。
土産物屋を見た後クアラルンプールへ戻る。
ホテルに入る前に近くのスーパーに寄り、夕食の食材を各自で買った。
今夜は帰国の日である。
ホテルのチェックアウトタイムから夜8時の出発までフロントに話をして315号室を100リンギットで借りた。
6時からパン、サラダ、フルーツ、ジュースの夕食をとる。
食事の後順番にシャワーを使った。
午後8時にガイドのロンさんがホテルに来て、空港に向け出発。
荷物をマレーシア航空のカウンターに預け出国手続きを終え商店街、土産物屋で少しくつろぎ午後11時45分発のMH56便に乗った。
4月3日(日)朝7時過ぎセントレアへ到着。無事帰国。
今回旅行で感じたことの一つは日本円が本当に強いことである。
20年前(1985年ころ)1リンギット100円だったのが今回は30円を切っている。
3倍以上円がマレーシアリンギットに対し強くなった。
二つ目は海外のロングステイの日本人はじつに充実して生活をしているように思う。
ペナンの石原社長はマレー人と結婚してモスリムになり事業を成功させている。
キャメロンの上野さんは俗世界から距離を置いた仙人のような70歳代であるが元気だ。
クアラルンプールの坂本夫妻はロングステイヤーの標本のような方でやはり70歳である。
三つめはマレーシアの成長力である。
この20年間で1500万人の人口が2005年で2500万人まで増えた。
クアラルンプールは工事現場だらけである。
この活気はある意味魅力がある。
最後に20年前に住んでいたダマンサラハイツの住居を見に行った時、記憶に残っている建物は無く建て替えられており周りも工事だらけで有り「過去の想い出」に浸るのではなく「未来に生きる」ことの必要性を痛感した。
(この稿は終わり。次週12月14日からは、SZN2「お試しステイ スペイン」がスタートします)
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