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SZN1 「お試しステイ マレーシア」-eps2

3月28日(月)ペナンでロングステイの受け入れ事業を1年前から立ち上げている会社の石原社長にお会いする。ロングステイの説明を受けた。マレーシアは物価が日本の三分の一という経済的に助かるというのが目的でなく「健康的で穏やかな日々を過ごすということが大切である。」とのお話であった。ステイをする物件のホテルを2つ案内してもらった。どの部屋からも海が見え素晴らしいが狭いところに閉じ込められるような気もした。費用は2人でひと月当たり9万円から12万円で、朝食付きだ。ジョージタウンから車で15分かかり車が必要なエリアであった。

 エバーグリーンホテルで休んだ後、3時からタクシーを3時間120リンギット(約3500円)で予約し博物館へ行き歴史を見た。タクシードライバーが英語と片言の日本語で説明してくれるのであるがいささか分かりづらい。こちらの英語がダメなのかと思いたくなるほど通じなかった。あと、ラササヤンホテルホテルに行きホテルのプライべートビーチで、30分ほどソフトドリンクを飲み、リゾート気分を味わった。この辺りは2005年1月12日のスマトラ沖大地震で津波の被害を受けたところで、犠牲者も出た。仮設の住宅が60戸ほど建っていた。今回の旅行に出発する2ケ月まえの地震であったのでペナンは大丈夫かと家族に心配されたことを思い出した。帰りはメインの道路ではなく違う農村地帯を通ったがリゾートホテルの林立する華やかな世界とは全く違う貧しそうな風景が目に入った。

 夕食はツワーのコースに含まれている海鮮料理{東方海鮮}に案内された。海に突き出ているロケーションとしては申し分のないレストランであったが海そのものが臭い。レストランに入る時の出迎えが「悪臭」なのでよくなかった。ペナンの課題は海の汚れにある。

 

3月29日(火)真夜中の12時過ぎにスマトラで再度マグニチュード8強の大地震が起きた。我々2人は眠っていて気が付かなかったが、姉たちは目が覚め、地震だと分かったそうだ。横揺れを長く感じたとのこと。朝6時15分に起き朝食を4人で食べていたら携帯に次男から電話が入った。家内の弟から心配しているとの連絡が入りこちらに確認の電話をしたとのこと。1月に大地震があった後の今日だから日本でも大きなニュースになっているのだろうと感じた。

 ペナンのホテルを朝8時に出発しペナンブリッジ、イポーを経て正午過ぎにキャメロンハイランド到着。4時間のドライブはいささかきつかったが高速道路沿いの景色は十分楽しめた。タナラタという場所の商店街を少し歩いた後、昼食を済ませてキャメロンのヘリテージホテルへチェックインし、夕方まで休んだ。他の少しマシなホテルは無いのかと思うほど管理レベルが低かった。床の掃除が出来ていない、バスタオルは黒いスミの付いたもの、手洗い器のガランは壊れ、シャワーは温水にならない。

 午後5時30分に約束をいただいていた石原常雄さんご夫妻がホテルに来られた。1時間ほど話し込んだ後、スチームボードの食事を楽しんだ。石原さんはキャメロンでゴルフ三昧の日々をすごされている。高原リゾートでのゴルフライフで生き生きされていた。

 ホテルに帰ったら今回参加できなかった兄から電話があった。一度国際電話をしてみたかったとか。インフルエンザの熱は下がったようだ。マレーシア旅行に参加できなかったのがいかにも残念そうであった。