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SZN1「お試しステイ マレーシア」-ep1

(写真は最近の筆者)

今から18年前、還暦祝いを子供たちにしてもらった後の2004年11月、海外でのロングステイの計画を始めた。まず、新聞、雑誌、テレビで話題になっているマレーシアの旅をすることにした。私の5人兄弟の全員に声をかけ姉夫婦と兄との5人で行くことになった。体験ツアーの費用14,5万円が旅行会社から示された。いよいよ2005年3月26日出発の2日前に兄がA型インフルエンザに罹り不参加となる。本人は行くつもりで楽しみにしていたので大変であろう。大型の旅行に行く直前は風邪や体調不良になるのではないかといつも思う。出発前日、持参するカメラ、携帯、ビデオの整理をした。パソコンを持参するつもりだったが現地での使い方が分からないので止めることにした。

 

 3月26日(土)朝6時に起きるつもりが30分遅れで目覚めた。急いで旅行用の衣服に着替えるが夏服なので寒い。7時20分に出発、伊勢湾岸道路を息子の運転で1時間ほどで自宅の笹川からセントレアに着く。姉夫婦と合流の後、10時40分発MH-057便に乗り7時間の飛行でマレーシア、クアラルンプールに着く。大変長く感じた。入国の通関でかなり時間がかかり、かつペナンへの乗り換えの案内が旅行会社の資料と違う。通関後すぐに受付カウンターがあると案内図にあったが現場にはお店しかない。致し方なく手あたり次第、5人の人に聞きまくりやっとペナン行きのA5ゲートに着く。大きく広い空港だ。ペナンのエバーグリーンホテルに午後7時30分に到着。1階のレストランに行き4人で夕食を食べた。姉夫婦は13歳年上であるが疲れたと言っても元気そのものであった。

 3月27日(日)ペナンヒルに行った。ガイドのトムソンさんは昨年10月、日本のテレビ局の「マレーシアロングステイ」番組の現地側スタッフとして10日間働いたとのこと。そのためか、十分な知識と熱意をもって案内してくれた。釈迦寺、熱帯植物園やピューター、バテイック等のお店を見て、中華料理の昼食をいただいた後ホテルへ戻った。午後4時30分に極楽寺に向け出発。カラフルなお寺を見たが天気が急変、強風で植木鉢が倒されたり、帰り道で大きな木が倒れており、やっと車が通れたりのハプニングがあった。

 夕方ケーブルカーに乗ってペナンヒルへ行く。途中乗り換えの後、座れず15分も家内ともども狭いところに立っていた。今日は日曜日でラッシュということか。頂上について素晴らしい景色に息を飲む。来て良かった。眼下のジヨージタウン、ペナンブリッジ、マレー本島がしっかり見渡せた。頂上にあるベルビューホテルでスチームボードの夕食を食べた。1786年イギリスによる入植の歴史が始まった後、暑いマレーシアの避暑地としてペナンヒルは活用されたのだろう。たくさんのイギリス人たちが楽しんだのだろうと思いながら、夜景を再度目に焼きつけながら帰りのケーブルカーに乗った。

 

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コメント: 1
  • #1

    黒岩隆視 (木曜日, 09 11月 2023 18:30)

    ご出発時の慌ただしい様子がよくわかり楽しく読ませて頂きました。マレーシアには行ったことがありませんが、美しい南国の景色が目に浮かぶ様です。
    来週も楽しみにしております。