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酷暑の夏とギター

今日は9月14日。朝夕は少し涼しく感じる日もあるが、まだまだエアコンを入れる時間は長い。

今年の7月、8月、9月の日最高気温は観測史上最高を更新するだろう。

7月:33.9、8月:34.3は昨年比約2.2℃高い。

ギターにとってこの気候はどうなのだろう?

ギターは木材なので特に湿度の影響を受ける。

適切な湿度(相対湿度)は?

①40〜65%(ベストは45〜55%)ならば安全圏。

②割と危険:35〜40、65〜70%

③非常に危険:25〜35、70〜80%

(日本の工場で気温22〜25℃、湿度50%前後で製作していると想定)

危険とは

①ネックの反り

②トップの凹み

③塗装の剥がれ

これはギターの構造でネックもトップも2枚の異質な木材を貼り合わせている。

その2枚の木材の吸湿率が異なる為収縮・膨張が異なり起こる現象なので避けられない。

上記の湿度範囲は通常の気温における相対湿度だが、そうでない気温は30℃以上とか10℃以下と言える。

つまり7月〜9月は別な尺度が必要で、上記の適切な湿度より少し低めの相対湿度で管理するのが望ましい。

通常のエアコンを使用していれば大丈夫と言える。

しかし、エアコンの風が直接当たるのはNGだ。

こんな風に書くと神経質に思われるかも知れないが、私は全く無頓着で部屋でスタンドに置きっ放しである。

幸い湿度要因のトラブルは経験していない。

そう言う点で私以上にタフなギターを所有していると満足している。