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指頭奏法(その1)

クラシックギターの指導を受ける時に「爪が弱い」と言ったら「そのうちに強くなる」と言われた。

しかし、思った程強くならず常に爪に悩まされた。

最初は爪の強化剤を塗ることから始めた。

これは爪に強い被膜を作るのだが耐久性が低かった。

次に付け爪を使った。

これは両面テープで接着するが剥がれ易い。

遂には瞬間接着剤を使った。

これは刷毛式のモノが安くて上手く塗ると1週間保った。

かなり長期間この方法で演奏した。

しかし、遂に爪内部に内出血が発生して断念した。

この時に生爪も付け爪の下で薄くなりギターを弾けない状態だった。

それでもギターを弾くのは続けたくて爪無しで練習した。

昔、フェルナンド・ソルは指頭奏法で弾いていたと先生から聞いてやってみようと思った。