クラシック・ギターを習い始めた動機はソロ演奏をしたいと思ったから。
若い頃の様にフォークギターを弾き語りで歌う事に興味がなくなり、しかしギター曲には魅力を感じていた。
60歳過ぎて先生に付き基礎から学んだ。
ややあって合奏のサークルに入会して合奏にも親しむ事になるが、メインはソロギターだった。
残念ながらしばらくすると自分にはソロギターの才能が無いと気がつく事になる。
これは運動神経も必要だが、実は耳の良さが大切だと思っている。
自分の弾く音の微妙な変化を聴き分け、適切な奏法を探り当てる「耳の良さ」が岐路になると思う。
残念ながら私の耳は「ロバの耳」の様だ。
それに加えて年齢による高音域を捉えられない事が、楽しめなくなる理由のひとつ。
だからでは無いが、自然に合奏にウエートがかかる様になる。
合奏も良い耳が必要だが、他のパートとのリズムやハーモニーを楽しむ要素も大きい。
合奏の仲間に囲まれて演奏していると、耳だけではなく身体も音の波を感じる事が出来る。
これはソロギターでは味わえない楽しみだと思う。
そんな訳で、シニアは合奏を仲間と楽しむのが本筋ではないかと思うこの頃です。
コメントをお書きください